休日に何かしたい未経験新卒エンジニアへ
わかる、気持ちがめっちゃよくわかる。何かがしたいのよね。
私的に新人時代にやってよかったなと思うことがいくつかあるので紹介します。
全部私がやってみたことだから本当はもっと色々と出来ることはあるはずだし、できる人はもっと高度なことをやっていることは間違いないです。
でも、できることを楽しい範囲でやることはとても大切なことだと思う。
私のスペック
・新卒三年目Java(Spring)エンジニア
・インフラもちょっとだけ
・非情報系理系出身(苦手科目は数学)
・プログラミング未経験で入社
・大規模パッケージ製品
一年目の年末あたりはやっと部内研修が終わって簡単なバッチのロジックを書いたり、APIテスト用のAPIを作ったりしていました(?)
こんな人におすすめ
・未経験入社Javaエンジニア
・研修は受けたが正直Javaを理解できていない
・作りたいものがあるわけではない(重要)
・休みの日に何をしたらいいのかわからない
・技術イベントとかは正直ちょっと怖いし自分には理解できるわけがない
もくじ
会社の先輩からアドバイスをもらう
まずはできればメンター(教育担当)か、未経験で入社した人の中で一番開発ができる人からアドバイスをもらいましょう。
各社で必要なスキルは違ったりもするし、何より私よりずっとあなたのことを知っている人だから。
仕事以外の話題で話しかけられねえよ、という気持ちもよくわかります。
実際そういう現場もあると思うのでそこは臨機応変に。
それでも多分、未経験で入社して一番開発ができるあの人はあなたと同じように休みの日にも何かしたい、何かしなくてはと考えて試行錯誤を繰り返して今の立場にいると思うので、気持ちを誰よりもわかってくれるはず。
メンター(教育担当)はあなたを教育してお金をもらっているので気にせずに聞いてみましょう。
私は一年目の頃は教育担当の方を差し置いてずっと一人の先輩に粘着し続けていました…。今思うと申し訳ない…。
教育担当ではないけれど今は2人ほどの後輩に粘着されるようになって(笑)、当時の先輩の気持ちがとてもよくわかります。
嬉しくもあり忙しくもある。残業時間は少し増えたけど、職業としてだけではなく技術に興味のある子が入ってきてくれてよかった。そう思っています。
環境構築をしてみる
やってみましょう!!!!!!!
会社では手順書通りに用意されたものをインストールして構築したかもしれません。
その時はスムーズにできたかもしれません。
やってみましょう。手元にeclipseでもIntelliJでもインストールしてコンソールに"Hello World!"を標準出力しましょう。
さて、会社と同じようにスムーズにできるでしょうか。
できたら今度は会社で使っているフレームワークをインストールしてみましょう。
会社独自のフレームワークでも何か基となっているフレームワークがあると思うので一番扱いが近いものを入れてみましょう。
Springの人であればSTSです。どんなものか調べて導入してみましょう。
会社で使っているアプリケーションサーバ、Webサーバも立ててみましょう。
DBは必要に応じて。MySQLでいいんじゃないかな。
ここまでで簡単に一日はつぶせる。あるいは…。
なんでもトライ&エラーです。プライベートで勝手にやっていることなのでまずは自分の力だけで一生懸命解決策を探しましょう。
エラーメッセージをそのままGoogleにぶちこみましょう。
できる友達や同期を頼ったっていい。
このとき、会社の先輩に聞くのは一番最後にするべきということを覚えておきましょう。(私は聞かれても全然いいけど)
本を読む
読んだらいいと思います。
PCがなくて環境構築はできない…。なんて人もいると思うので本は慎重に選んだ方がいいです。
実際に手元で動かしてみることが前提で書かれている本も多いのです。
先輩は色々な本をお勧めしてくれると思います。貸してくれるかもしれません。
できれば読んでみて、わからなかったことや感想を共有してください。先輩にとっても気づきとなることがあるかもしれません。
技術書はボリューム的にも難易度的にも頭からお尻まで読むのが難しいことが多いです。
せっかく購入しても挫折して積み上げてはもったいないので本編を読む前に必ず目次に目を通して、興味がありそうなところや理解できそうな部分からでいいので読んでみてください。
本に書かれていることすべてを自分の技術にする必要はないのです。目次に目を通しておけば、必要になったときに初めて思い出して読むこともできるのです。
そういった意味では、やや難しくとも辞書的な役割を果たしてくれる本を一冊持っておくのもいいかもしれません。
私が後輩から書籍のおすすめを聞かれたときに答えているのは大体以下。
・プリンシプル オブ プログラミング 3年目までに身につけたい 一生役立つ101の原理原則
まずこれをおすすめしているのは私がリーダブルコードを読んでいないからです…。お恥ずかしい。
これはKindle版が圧倒的におすすめ!Kindle版の方が安いしスマホでも読めます。なんか、そういう形式なので(無知)
書いてあることはリーダブルコードの焼き直しみたいなことも多いみたいなのですが、所詮基礎とはかぶりがちなものでは?と思うので文句は特にないです。
そのうち何か書きます。
・リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック
焼きなおされていない、オリジナルでスタンダードだから勧めています。
読んでいる人が圧倒的に多い本なのでエンジニアとしての共通知識を身に着けるという意味でも読んでおいて絶対に損はないです。
私もそのうち絶対読みます。今ポチりました。(2020/11/28)
・Spring徹底入門 Spring FrameworkによるJavaアプリケーション開発
これはKindleが安い時に買いましたが多分紙の本がいいと思います。
大きいし、パッと開いてパラパラ探せるから。個人的にはかなりわかりやすいし、知りたいことにきちんとアクセスできるので好きです。
私は辞書代わりとしてSpringで疑問に思ったことがあれば開いています。
紙の本が欲しい…本当に…。これはボーナスが入ったら買おう…。
おまけ:技術イベントに行ってみよう
恐れることはないです。少人数のものよりは大人数のものに参加した方が気が楽かもしれないです。発言する必要もないし。
今年は大きいイベントはオンラインで開催されることが多いので更にチャンス!地方民でも参加可能です!!
ちなみに私が初めて参加したイベントはJJUG CCC 2019 Spring。
JJUGはJapan Java User Groupの略称で、年に2回春と秋に大きなカンファレンスを開いています。
毎月ナイトセミナーも開かれているので時間があれば是非。
私はこのCCCにボランティアスタッフとして参加しました。
よくそんな勇気があったなと今では思う。
どうせ聞いたってわからないことばっかりなのだから運営の手伝いから始めてみようかな…。という謎理論で参加を決めて一日頑張ってみました。
少しですが同年代のエンジニアと知り合うこともできて、個人的にはかなり充実した時間になりました。参加してよかった。
またそのうちボランティアをやろうと思っています。
正直スピーカーの方が話していることが100%理解できるかと言われれば無理。
それでも少しでも自分がわかりそうなテーマを選んで忍び込み、回を重ねるごとに理解できる部分が増えていることを実感して帰路についています。
大体の自分のレベルがわかるようになるのです。
会社にずっと居ては所詮井の中の蛙なので、大海を知る機会も大切にした方がいい。
私が前述の先輩にJJUG CCCに参加する旨を伝えたときに、いつも不愛想で残業ばかりしていた先輩が本当に泣きそうなくらいに喜んで「もうこの会社やめてもいいや…」と言い残して定時で帰っていったことを今でも思い出します。
同時にいつも孤独に勉強してきたことを知って切ない気持ちになりました。
私も今後輩にそんなこと言われたらちょっと泣けるかもな。
こういうのも参考になるかも。
直近の大きいイベントで私が参加しようと思っているのは以下。
springfest2020.springframework.jp
勉強も仕事のうちなので平日ですが仕事として参加します。
Springで開発している人にはとてもおすすめなイベント。
どちらかといえば私はJJUG CCCよりもこちらの方が直接業務に活きる知識を得られるので今から楽しみにしています。
これも今年はオンラインで開催されるみたいなので是非。
まとめ
何かしたいのなら何かしてみましょう。
一人でやるのが無理そうならば、イベントカレンダーからもくもく会を探して知らない人と一緒にやってみてもいい。
同期や友達を誘って個人的に開催してみてもいい。
SNSでいつでもITの情報を仕入れられるリストを作ってみてもいい。
少しでも新しい知識や技術を自分の力で得ることができたのならあなたは立派なエンジニアだと思います。
私は自分で作りたいと思うものもなく、慢性的なアウトプット不足を打破するために今回ブログを始めてみました。
この記事であなたに休日の勉強方法を紹介することが私にとっての勉強なのです。
私は技術が好きなので、まだまだヒヨッこですが休みの日も使って勝手にどんどん成長していきます。
何かしたいのなら何かしてみましょう。